ブログ説明

ひどい耳鳴りのためTRT療法を体験
その後、難聴は進行して、ほぼ聞こえず。でも耳鳴りだけは聞こえる(笑)
アブミ骨手術ができるということで、その体験談も書きます。

2026年6月7日日曜日

難聴悪化で、アブミ骨手術(メインページ、目次)

私の耳鳴りのイメージ 常にこれくらいうるさい

この図のような感じの耳鳴りを抱えて生きています。

耳鳴りも難聴とともに悪化。左ではキーンとジャットエンジンのような音がして、右は脈拍が消防車の半鐘の音のようにガンガンなっています。

これでも、気にせずに生きていられるのは、TRT療法で慣れていたからかなと思ったりしております。


耳鳴りは慣れればなんとかなるものです。無視すれば良いだけ。気にしなければ良いだけ。

耳鳴りはなんとかなっても、難聴は我慢とか工夫でなんとかなるものですないです。

耳鳴りがひどくても、聞こえている人はまだ幸せだよ。

私は、シャワーを浴びているとき(補聴器は外している)は、シャワーの水の音さえ聞こえない。

補聴器を使って、聴力損失がだいたい30dBくらいまで上げています。これがだいたい80歳台で「耳が聞こえにくくなった」と言っている人くらいの聞こえです。


 しばらく放置していたブログですが、最近、アブミ骨手術を受けたので、その経過とかを記録していきたいと思います。

身体障害者(聴覚障害)4級です。


同様な方へのご参考として。


更新

耳鳴りから始まり、難聴は徐々に進行し、6年ほど前からは両耳に常時補聴器を使用しています。コストコさんの補聴器はお安いので良いです。


これまで経過

 30歳代の頃

振り返ってみれば30代ぐらいの時から少し聴力が下がってきた傾向があります。

30歳代後半でひどい耳鳴りが気になり始め、TRT療法などを受けています。耳鳴りが減ったわけではないのですが、気分的には楽になったと思います。

ただこの頃は明確な自覚として聴力の低下というのは感じていませんでした。

40歳代の頃

 40歳代後半になって左の耳の聴力低下が気になり始めました。

左耳だけ補聴器を使用しました。ただ常時使用ではなく、特に気になる時だけの使用という感じです。

53歳の春から両耳補聴器

 53歳の春頃から両耳を補聴器を使用するようになりました。聞こえにくい感じはしましたが、補聴器なしでも会話は成立していました。補聴器を使用するとクリアに聞こえたので、両耳補聴器とも常時使用し始めました。

聴力の低下は回復することは難しいものの、とにかく状態は早く把握して悪化させないようにと、半年に一度は耳鼻科に行って聴力検査を受けていました。この結果、徐々に徐々に聴力が低下していっていることが分かりました。

難聴の悪化とともにか、ある日、目眩で倒れ入院

56歳の春、朝起きると頭が揺れる感じ。まっすぐに歩くこともできず、座っているのも大変。めまいが急に襲ってきました。これが目眩というものです。

立つことさえできなかったので、生まれて初めて救急車に乗って救急搬送されて病院へ。このまま10日間入院をしてステロイドを静注することになりました。けれども聴力は解消せず、入院した病院で大学病院の難聴専門医を紹介してもらいました。

この時点で、聴力損失は、左65dB、右70dBほど。

これまでは左耳の方が悪く、右の方は良かったんですが、このめまいの時に急に右の耳が聞こえなくなってしまいました。右耳の聴力損失が30dBほど増えてしまいました。

左右の耳の聞こえ逆転です。



さすが、大学病院です、難聴の原因として耳硬化症という診断。アブミ骨を人工のものに置き換える手術(アブミ骨手術)をしました。

右耳のアブミ骨の1回目はあまり効果がなく、再手術をすることになりました。

再手術の結果もあまり思わしくなく、とりあえずそのまま、逆の左耳の手術をすることになりました。

まあ、こんな感じです。


漫画で日記

アブミ骨手術関連

その他

おいおいと、詳しいことは書いていきたいと思います。



左耳のアブミ骨手術を行いました

 先日、左耳のアブミ骨手術をしてきました。

実はこれで、合計3回目です。


右耳から始まった、長い道のり

まずは右耳を1回やりました。
経過が良くなくて、2回目をやった、という流れです。

一旦は良くなったんですけど、そのあと感音難聴が悪化して、右耳はほとんど聞こえなくなりました。
聴力損失は 95dB ぐらいまでいっています。

これくらい悪いと、補聴器をしても会話はほとんど成立しません。


左耳を手術することにした理由

そこで、まだマシな方の左耳をどうするか、検討しました。

「良い方」と言っても、聴力損失は 80dB ぐらいありますけどね。

検討のなかで、こんな不安もありました。
「こちらを手術して経過が悪くなったら、本当に両方聞こえなくなるのでは?」と。

ただ、このまま放置しても耳硬化症が悪化して難聴が進みそうだし、手術をしてもこれ以上悪くなる余地(悪くなり代)も少ない、という判断で、手術をすることにしました。

手術直後の今は、止血のために左耳に綿が詰められていて、補聴器も使えません。
この状態だと、本来はほとんど聞こえないはずです。

右耳に補聴器を入れているだけなので、会話が全く成立しないはず、という状況でした。


手術の1ヶ月前、テニス肘の話

手術の1ヶ月前、テニス肘が悪くて、近所のクリニックでトリガーポイント注射をしてもらいました。

トリガーポイント注射というのは、少量の麻酔を肘の痛い部分に注入して、痛みを和らげるものです。
そのクリニックでは、オプションで 500円 追加すると、炎症を抑えるステロイド剤(デカドロン)を入れてくれます。

私はステロイド剤に拒絶感がないので、「500円で入れて」とお願いしました。

肘の診断のときにレントゲンを撮ったところ、腱の一部が石灰化していると言われました。
腱の一部に石灰質がついて固まってしまう、という現象ですね。

耳硬化症も、アブミ骨の根元が硬化(石灰化)するものです。
「硬化(石灰化)」という言葉だけ見ると、なんだか似ている気がします。
実際の現象は、ちょっと違うらしいんですけどね。


ピップエレキバンを貼った、軽い気持ちの実験

テニス肘のところにピップエレキバン*を貼りました。
私、磁石がとても効くタイプなので、思い立って貼った、という感じです。

そのとき、「テニス肘にも効くんだから、同じ石灰化なんだから耳にも効くんじゃね?」なんて、軽い気持ちで思いまして(笑)、耳の根元にもピップエレキバンを貼ってみました。

2日後。

右耳が、補聴器を使えば会話できる程度に聞こえるようになっていたのです。

正直、信じられない話だと思います。

これまで、補聴器の起動音自体が、右耳では蚊のささやきのような小さな音にしか聞こえなかったのが、ちょいとうるさいぐらいになっています。

ピップエレキバンとステロイド剤を同時にやったので、「ステロイド剤の効果なのかな?」と感じました。
肘に局所注射したとはいえ、ステロイドが血流に乗って全身に回ることは考えられるので、そのせいで聴力が改善された、とも考えられます。

ただ、ステロイド剤の効果はだいたい2週間ぐらいで消える、と思っていたんです。
なぜか、現在もその改善効果が続いています。

*正確にはピップエレキバンではなくて、100均で買った強力なネオジウム磁石をテープで貼り付けました。

3週間後の悪化と、もう一度の検証

3週間ぐらい経ったところで、聴力が一旦、前のように悪くなりました。
「ステロイド剤の効果が消えたのか」と思いました。まあ、当然ですよね。

その頃にはピップエレキバンも、正直、面倒になって3日以上貼っていませんでした。

そこで「もしここで貼って聴力が改善したら、ステロイドじゃなくてピップエレキバンなんだな」などと、冗談半分で貼ってみました。

すると、朝起きると聴力が改善していたのです。

信じられない話なんですが、現在は手術後で、右耳も完全に聞こえているわけではないんですけど、かろうじてですが人と会話をすることができます


ステレオで音楽が聞こえた、半年ぶり

この謎の改善効果がなければ、どうなっていたか。

左耳はほとんど聞こえていないので、補聴器から音楽を入れても、ステレオには聞こえない日々が半年続いていました。

現実世界の音は、音の位置の推定ができる程度には役に立っていたような感じでしたけど、音楽を「ステレオ」という感じで楽しむことはできませんでした。

改善効果のあとは、右耳も左耳に近い程度に聞こえるので、なんとこの間、ステレオで音楽が楽しめました
半年ぶりの音楽、ですね。

奇跡的な結果を得た、という感じです。
現在は左耳の手術をして、その結果待ちです。

結果は、2週間後ぐらいに病院で止血用の綿を取ったとき、どれくらい聞こえるかで決まります。
楽しみにしています。


今の耳鳴りと、手術後の体調

ただ、今のところ耳鳴りが増えています。

今までは——

  • 右側:心拍に合わせて、工事用の杭打ち機がドカンと鳴る音。もしくは、一斗缶をガンガン叩いているような音
  • 左側:ジェット機の騒音のようなキーンという音

に加えて、今回手術した左耳には、心拍に合わせてズシン、ズシンと、映画の中で恐竜が歩いてくるような重い音が響いています。
耳鳴りの種類が、1つ増えた、という感じですね。

しんどいと思えばしんどいですが、それは仕方がないことだと思います。

脈動性耳鳴りというのは、心拍が聞こえてしまうものです。
心拍モニターをずっとつけている感じなので、不整脈などで脈が飛ぶとすぐに気づいてしまって、これだけは正直、超気持ち悪いんですよね。

今の耳鳴りのイメージ


麻酔覚醒時の吐き気

今回の手術では、麻酔が覚めたときに吐き気でかなり気分が悪くて、意識も少し錯乱してしまいました。
「この超気分悪いので死にたい」なんて、一瞬だけ思いました(笑)。

ただ、吐き気止めの点滴はすごいですね。
ほんの30分ほどで、この強烈な吐き気が止まって、その後は落ち着いて過ごすことができました。

耳は動かす場所ではないので、手術後の痛みはほとんど感じませんでした。
めまいや味覚障害、顔面神経麻痺といった後遺症も、今のところはありません。

吐き気の原因が、耳をいじったからなのか、鎮痛剤のフェンタニルなのかは、よくわかりません。
昔、鼻の手術をしたときにはフェンタニルを使っていなくて、麻酔が覚めるときは全く気分悪くなかったんですよね。

4コマ漫画はこの手術直後の苦しさを表しています。




入院スケジュール

参考までに今回の入院について。

入院は 3泊4日 でした。

  • 手術前日:入院、麻酔準備の管理など
  • 翌日:手術
  • 手術の翌日:抗生剤などの点滴
  • 手術の翌々日:退院

結果が出るまで、約2週間待つところです。
同じように耳のことで悩んでいる方がいたら、少しでも参考になればうれしいです。

※医療の内容は私個人の体験記です。治療方針は必ず医師にご相談ください。