ブログ説明

ひどい耳鳴りのためTRT療法を体験
その後、難聴は進行して、ほぼ聞こえず。でも耳鳴りだけは聞こえる(笑)
アブミ骨手術ができるということで、その体験談も書きます。

2026年2月2日月曜日

ラーメン店での「空耳」と「孤独な集中」:ラジオ放送に翻弄された昼下がり

 こんにちは。重度の難聴とともに、日々をちょっとした「謎解き」のように過ごしている私の日記へようこそ。

先日、一人でふらりとラーメン屋さんに入った時のことです。 店内には程よい音量で音楽が流れていて、麺をすする音に混じって、穏やかな時間が流れていました。


ラジオのDJを緊急放送と聞き間違え

突如始まった「謎の演説」

ところが、ある瞬間に空気が一変しました。 それまで流れていた音楽が止まり、スピーカーから一人の男性の力強い声が響き渡ったのです。

私のような酷い難聴者にとって、**「音が鳴っていること(音知覚)」は分かっても、「何を話しているか(語音識別)」**を理解するのは至難の業です。男性はかなりの熱量で、何かを勢いよく捲し立てています。

(えっ、何? 誰かが怒鳴ってるの? それとも緊急事態?)

聞き取れない私にとって、その「分からない声」は、時に現実の風景を侵食するほど不気味で、重要なものに聞こえてしまいます。

周囲との温度差

私は思わず箸を止め、周囲を見渡しました。 厨房のスタッフさんたちは、相変わらず無言で手際よく麺を湯切りしています。 カウンターに並ぶ他のお客さんたちも、スマホを見たり、黙々とラーメンを食べたり、誰一人として顔を上げる人はいません。

(これだけ大きな声で何かが起きているのに、どうしてみんな平気なの?)

私は必死に、聞こえない耳をスピーカーの方へ傾け、残された聴力とこれまでの経験を総動員して「音の欠片」を拾い集めました。

謎解きの答えは、日常の中に

数分間の格闘の末、ようやく理解しました。 ……流れていたのは、**「ラジオ放送」**だったのです。

曲が終わって、パーソナリティの方が新曲の紹介か何かを熱く語っていただけ。 聞こえる人たちにとっては、ただの「日常のBGM」の一部。だから、誰もいちいち反応なんてしない。それが当たり前の光景だったのです。

「聞こえない」ということの、ささやかな苦労

正体が分かってしまえば、なんてことはない話です。 でも、ここまで耳が極度に悪いと、こうした日常の何気ない音の正体を突き止めるだけで、ものすごいエネルギーを使い、時には一人で勝手に「事件」に仕立て上げてしまうことがあります。

「どおりで、誰も反応しないわけね」

私は小さく苦笑いして、少し伸びてしまったラーメンを再び啜り始めました。 外から見れば静かな食事風景ですが、私の頭の中では、今日も小さな大冒険が繰り広げられているのでした。

ラジオのDJの語りを緊急放送と聞き間違える悲しさ


2026年1月18日日曜日

難聴悪化で、アブミ骨手術(メインページ、目次)

私の耳鳴りのイメージ 常にこれくらいうるさい

この図のような感じの耳鳴りを抱えて生きています。

耳鳴りも難聴とともに悪化。左ではキーンとジャットエンジンのような音がして、右は脈拍が消防車の半鐘の音のようにガンガンなっています。

これでも、気にせずに生きていられるのは、TRT療法で慣れていたからかなと思ったりしております。


耳鳴りは慣れればなんとかなるものです。無視すれば良いだけ。気にしなければ良いだけ。

耳鳴りはなんとかなっても、難聴は我慢とか工夫でなんとかなるものですないです。

耳鳴りがひどくても、聞こえている人はまだ幸せだよ。

私は、シャワーを浴びているとき(補聴器は外している)は、シャワーの水の音さえ聞こえない。

補聴器を使って、聴力損失がだいたい30dBくらいまで上げています。これがだいたい80歳台で「耳が聞こえにくくなった」と言っている人くらいの聞こえです。


 しばらく放置していたブログですが、最近、アブミ骨手術を受けたので、その経過とかを記録していきたいと思います。

身体障害者(聴覚障害)4級です。


同様な方へのご参考として。


更新

耳鳴りから始まり、難聴は徐々に進行し、6年ほど前からは両耳に常時補聴器を使用しています。コストコさんの補聴器はお安いので良いです。


これまで経過

 30歳代の頃

振り返ってみれば30代ぐらいの時から少し聴力が下がってきた傾向があります。

30歳代後半でひどい耳鳴りが気になり始め、TRT療法などを受けています。耳鳴りが減ったわけではないのですが、気分的には楽になったと思います。

ただこの頃は明確な自覚として聴力の低下というのは感じていませんでした。

40歳代の頃

 40歳代後半になって左の耳の聴力低下が気になり始めました。

左耳だけ補聴器を使用しました。ただ常時使用ではなく、特に気になる時だけの使用という感じです。

53歳の春から両耳補聴器

 53歳の春頃から両耳を補聴器を使用するようになりました。聞こえにくい感じはしましたが、補聴器なしでも会話は成立していました。補聴器を使用するとクリアに聞こえたので、両耳補聴器とも常時使用し始めました。

聴力の低下は回復することは難しいものの、とにかく状態は早く把握して悪化させないようにと、半年に一度は耳鼻科に行って聴力検査を受けていました。この結果、徐々に徐々に聴力が低下していっていることが分かりました。

難聴の悪化とともにか、ある日、目眩で倒れ入院

56歳の春、朝起きると頭が揺れる感じ。まっすぐに歩くこともできず、座っているのも大変。めまいが急に襲ってきました。これが目眩というものです。

立つことさえできなかったので、生まれて初めて救急車に乗って救急搬送されて病院へ。このまま10日間入院をしてステロイドを静注することになりました。けれども聴力は解消せず、入院した病院で大学病院の難聴専門医を紹介してもらいました。

この時点で、聴力損失は、左65dB、右70dBほど。

これまでは左耳の方が悪く、右の方は良かったんですが、このめまいの時に急に右の耳が聞こえなくなってしまいました。右耳の聴力損失が30dBほど増えてしまいました。

左右の耳の聞こえ逆転です。



さすが、大学病院です、難聴の原因として耳硬化症という診断。アブミ骨を人工のものに置き換える手術(アブミ骨手術)をしました。

右耳のアブミ骨の1回目はあまり効果がなく、再手術をすることになりました。

再手術の結果もあまり思わしくなく、とりあえずそのまま、逆の左耳の手術をすることになりました。

まあ、こんな感じです。


漫画で日記

アブミ骨手術関連

その他

おいおいと、詳しいことは書いていきたいと思います。



冬の朝、補聴器のご機嫌ななめを直した「意外な相棒」

 厳しい寒さが続く今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 東京の冬は、夜寝る時に暖房を切ってしまうと、朝の冷え込みが体にこたえますよね。

実は、毎朝「布団から出たくない!」と凍えているのは、私だけではなかったようです。



補聴器だって、寒いのは苦手?

最近、朝起きて補聴器を耳につけると、どうも調子が悪いのです。 なんだか元気がないというか、ザラザラとしたノイズが混じるというか……。

例えるなら、電池が切れかかった古いラジオのような音。 音が途切れたり、かすれたり。 「あれ? 故障かな?」と不安になるほど、朝一番の補聴器は機嫌が悪かったのです。

原因は「寒さ」にありました

ふと、「これって、しっかり充電できていないのかも?」と思い当たり、取扱説明書を引っ張り出してみました。

すると、そこには驚きの事実が! **「周囲の温度が低いと、充電性能が低下する」**との記載があったのです。

私の部屋の室温は、充電が全くできないほどではないものの、性能がガクンと落ちる「不調ゾーン」に片足をつっこんでいたようです。補聴器も、寒さで震えていたのかもしれません。

解決策は「一緒に寝ること」!

そこで始めたのが、ちょっと変わった寒さ対策です。

  1. 100均で購入した小さなポーチを用意します。

  2. その中に充電器ごと補聴器を入れます

  3. そのまま、私と一緒に布団の中へ!

なぜポーチに入れるのかというと、私の補聴器の充電器にはロック機構がないからです。そのまま布団に入れると、寝返りを打った拍子に補聴器が放り出され、布団の中で「迷子のアドベンチャー」が始まってしまいますからね(笑)。出勤の朝にこれが起きればもう悲劇です。

毎朝、元気に「おはよう」

この「お布団作戦」を始めてからというもの、補聴器は朝から絶好調! 昨日までのノイズが嘘のように、クリアな音を届けてくれるようになりました。

人間も補聴器も、やっぱり温かいのが一番。 もし、冬の朝に補聴器の元気がなくて困っている方がいたら、ぜひ「一緒に寝る作戦」を試してみてください。(もちろん、ポーチに入れるのを忘れずに!)

これでまた一つ、冬の悩みが解決しました。 さあ、明日も元気に過ごしましょう。

充電のために、補聴器も夜間保温を



2026年1月12日月曜日

耳鳴りは「体調のセンサー」?早めの休息で完全復活!

こんばんは。 昨日は少し体調を崩しかけていたのですが、早めに休んだおかげで、今日はすっかり元気に復帰しました!

やっぱり「おかしいなと思ったらすぐ寝る」というのは、最高の養生ですね。

耳鳴りのおかけで体調不良を早期発見、早期回復


身体が教えてくれる「小さなサイン」

私は普段から耳鳴りがあり、自分の脈拍が常に耳元で聞こえているような状態です(拍動性耳鳴)。 実はこれ、不便なことばかりではありません。

昨日の昼食後、座ってリラックスしているはずなのに、「なんだかいつもより脈のテンポが速いな」と気づきました。

気になってスマートバンドで確認してみると、案の定、安静時なのに脈拍が上がっています。

矢印の部分、動いていないのに落ちない脈拍


私の経験上、風邪を引くときはいつもこのパターンなんです。

  1. まず脈拍が上がる

  2. だるさを感じ始める

  3. そのまま放置すると発熱する

「耳鳴り」が味方をしてくれた夜

自覚症状(だるさや熱っぽさ)が出る前に、耳鳴りを通じて「脈拍の変化」という初期サインに気づけるのは、ある種のリスク管理かもしれません。

「これはマズイ」と判断して、昨日は即座に布団に入りました。 結局、一晩でいつもの2日分にあたる10時間も泥のように眠りました。

今朝、スマートバンドの記録をチェックしてみると、夜中の午前2時半ごろには脈拍が正常値までスッと下がっていました。私の体が一生懸命、ウイルス(?)と戦って勝ってくれた証拠ですね。

矢印部分、寝ているのに高い脈拍。でも2時半頃には落ち着いてます。


悪いことばかりじゃない

普段は煩わしく感じることもある耳鳴りですが、今回ばかりは「優秀なセンサー」として役に立ってくれました。

「耳鳴りだって、たまにはいい仕事するじゃない」

そんな風に、自分の体とうまく付き合っていけたらいいなと思った一日でした。 皆さんも、冷え込む時期ですので、少しでも違和感があったら早めに休んでくださいね。 


脈拍の変化に早く気付ける、たまには耳鳴りも役に立ちます


2026年1月9日金曜日

聞こえない私の「聞く」を諦めた先にあるもの。〜優秀すぎます文字起こし機能〜

 最近、私は「聞くこと」を半分あきらめています。

耳の状態がここまで悪くなると、どれだけ神経を研ぎ澄ませて努力をしても、結局は空振りに終わることが多いからです。聞こえないことに抗うのをやめたら、少しだけ心が軽くなった気もしています。

とはいえ、生活をしていれば避けて通れないのが**「お店のカウンターでのコミュニケーション」**です。

スマホの文字起こし機能、優秀すぎます(笑)

「筆談」という申し訳なさ

耳が聞こえない私にとって、確実な手段は「筆談」です。 でも、これにはいつも心のどこかで「申し訳ないな」という気持ちがつきまといます。

私はもともと声が聞こえていた時期があるので、自分は「喋る」という楽な方法で伝えられます。一方で、相手にはわざわざ手を止めて「文字を書く」という大きな負担を強いてしまう。自分は楽をしているのに、相手にだけ苦労をかける。このアンバランスさが、結構ツラいものなのです。

救世主は、ポケットの中に

そんな私を助けてくれるのが、テクノロジーの力。愛用しているGoogle Pixelの音声文字入力機能です。

カウンターでスマホを差し出し、機能をオンにする。「耳が聞こえないので、これでお話ししてもいいですか?」と一言添えれば、相手の話したことがリアルタイムで画面に文字となって浮かび上がります。

大きめの文字設定にしておけば、読み取りもスムーズ。日本の皆さんは優しいので、こちらの状況を察して、なんとなくペースを合わせてくれることが多いのも本当にありがたいなと感じます。

優秀すぎて起こる「笑える落とし穴」

ただ、この便利な機能にも「落とし穴」があります。それは、この機能が優秀すぎること。

レジやカウンターって、当然ながら自分たち以外にもたくさんの人がいますよね。 私は相手が今喋っているのかどうかが判断できないので、画面に文字が出れば「あ、返事だ」と思って反応します。ところが、目の前の店員さんはポカンとした顔。「へ?」という空気になります。

そうです。隣のレジのお客さんの会話まで、私のスマホは完璧に拾い上げて文字にしてくれていたのです(笑)。 「あ、これ隣の人ですね!」なんて笑って済ませられることも多いですが、高性能すぎるのも考えものですね。

ポイントカードが「沈黙」を連れてくる

そして、最近一番「不便だな」と感じるのが、皮肉にも便利なはずの**「スマホのポイントカード」**です。

最近は何でもスマホ一台にまとまっていますが、支払い時にポイントカードの画面を出そうとすると、文字入力機能を一旦閉じなければなりません。

この瞬間に、せっかく繋がっていた言葉の橋がぷつりと切れて、私はまた「音のない不便な世界」に引き戻されます。 店員さんが何かを確認したそうな顔をしても、画面はポイントカード。何を言われているのか、もう分かりません。

「こういう時だけは、昔ながらの物理カードの方がいいな……」

そんな贅沢な悩みを感じる今日この頃です。 便利さと不便さの間を行ったり来たりしながら、今日も私はスマホを片手に、街の中へ出かけていきます。

スマホの文字起こし機能は便利ですよね



2026年1月4日日曜日

自動改札の「ピッ」が聞こえない不便と、Suicaへの忍耐

 お正月休みも今日で終わり。 明日からは新しい週、そして2026年の仕事始めですね。

仕事が始まるということは、あの「通勤ラッシュ」も戻ってくるということ。 毎朝、大量の人波に揉まれながら自動改札機を通り抜ける……。実は私にとって、この時間がちょっとしたストレスだったりします。

確認音が聞こえず、自動改札機の刑にあう女性



「音」が頼りにならないラッシュの攻防

一人で改札を通るときは、特に問題ありません。 でも、ラッシュ時は別です。

Suicaをかざしたときの「ピッ」という音。 私には、これが全く聞こえません。

もちろん、改札機の前方には残高や受付状態を表示する画面があります。 でも、人が次から次へと連続して通るラッシュ時って、前の人の残高が表示されたままで、自分の表示に更新されないことがよくあるんですよね。

「運任せ」で通り抜ける瞬間

音が聞こえず、表示も変わらない。 そんなとき、私は「たぶん、今ので反応したはず」と自分を信じて進むしかありません。

大抵の場合は、音が鳴っていて、ただ表示が追いついていないだけ。 改札機はちゃんと処理してくれていて、ドアも開いたままです。

でも、たまに……本当にたまに、タッチが認識されていないときがあるんです。

聞こえる人なら、「ピッ」と言わなかった瞬間に「あ、もう一回タッチしなきゃ」と立ち止まれますよね。でも、私にはそれができません。

「いつも通り、表示が遅れているだけだろう」と思って進もうとすると、目の前でガシャン!とドアが閉まる。 あの瞬間の申し訳なさと、後ろの人からの視線……。結構恥ずかしいですし、何より精神的にこたえます。

「Suicaのシステム、もう少しだけ視覚的に分かりやすく改善してくれないかな……」と、つい願ってしまいます。

クレカタッチの「遅さ」が逆にありがたい

ちなみに最近増えている、JR以外のクレカタッチ対応改札。 あれは元々の処理がゆっくりですよね。

しっかり立ち止まって、カードをかざして、LEDが「青」に変わるのを自分の目で確認してから進む。 あの「間」があるおかげで、クレカタッチの方は安心して通れています。

JR東日本さんも、いい加減にSuicaに固執せずに、クレカタッチにしなよ。

では、皆さん、今年も仕事始め頑張りましょうね。

表示が遅いSuica改札機、遅くてもなんとかなるクレカタッチ


2026年1月2日金曜日

【新年のご挨拶】自分らしく、明るく。今年の抱負と昨年の振り返り

皆様、あけましておめでとうございます! 旧年中はブログを覗いてくださり、本当にありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます


漫画で伝える「聞こえにくい日常」

今年も引き続き、耳が聞こえにくい人の日常や、日々のちょっとした体験談を、できる限り漫画やイラストを交えてお届けしていきたいと思っています。 「あるある!」と共感してもらえたり、聴覚障害について少しでも知っていただけるきっかけになれば嬉しいです。

昨年を振り返って:アブミ骨手術と今の体

昨年は私にとって、少し試練の年でもありました。 2回目となる**「アブミ骨手術」**を受けたのですが、残念ながら結果はあまり芳しいものではありませんでした。 手術による改善を期待していましたが、それ以上に感音難聴の方が進行してしまった、というのが今の正直な現状です。

正直、「これからどうなっていくんだろう」という不安がゼロではありません。 でも、どれだけ悩んでも、これは自分自身の体なんですよね。 自分の体に文句を言っても仕方がありませんし、どんな状況になったとしても、私らしく**明るく過ごしていこう!**と決めています。

今年の目標は「お気楽に、ストレスフリーに」

今年の切実な願いは、これ以上聴力を悪化させないこと。 そのために、今年は特に**「ストレスを溜めないこと」**を大切にしたいと思っています。

仕事もあまり気負いすぎず、できるだけ「お気楽」なスタンスを心がけて、心穏やかに過ごす1年にしたいです。無理せず、自分のペースを守っていこうと思います。


いつも読んでくださる皆様からの反応が、日々の励みになっています。 些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にコメントをいただけると幸いです!

2026年が、皆様にとっても穏やかで素敵な1年になりますように。