今日、日赤医療センターの耳鼻科に行きTCI装置を購入。
装置の購入は、出入りの補聴器屋さんから直接購入。シーメンスのHPに載っていた装置がそのままの値段なのだ。補聴器屋さんとしてはいい商売だなぁと思う。ちなみに装置は63000円(税込み)で、健康保険は適用外です。所得税の医療控除の対象にはもちろんなっています。領収書を置いておいて、しっかり確定申告しようっと。
装置を耳に合わせるまでが補聴器屋さんの役目、補聴器の音量を設定したりするのは医者の役目ということらしい。音量(音圧レベル)の設定は矢野先生が直接行ってくれる。あと、30分くらいかけて矢野先生からTRT療法の説明を受ける。なんでも、装置からのノイズをただ聞くだけでは治療効果が上がらず、カウンセリングでTRT療法について説明受けることで治療成績が向上するのだそうだ。
さて、TCI装置から聞こえる音であるが、これは完全にホワイトノイズである。広帯域のホワイトノイズです。
ちなみの耳鳴りのする周波数帯域のノイズを聞かせて、耳鳴りを感じなくするマスカー療法についても説明を受けその違いを知りました。
マスカー療法では、耳鳴りと同じ周波数帯域を持つ雑音(帯域ノイズ)を、耳鳴りが聞こえなくなるくらい高いレベル(音量)で2~4時間聞かせるらしいです。効果はすぐに現れる即効性がありますが、持続性がなく元に戻るそうです。また、高いレベルを聞かせるのでその音そのもので聴覚障害も起きるそうで、最近はやらなくなっているとのこと。
TRT療法では、耳鳴りの音とは無関係にホワイトノイズで、音量は、耳鳴りとノイズの両方が聞こえる程度にするという。音量(音圧)は85dBを超えないように設計されているから、長時間聞いても聴覚に障害がでることはないのだそうだ。ただ、TRT療法は効果は永続するらしいが、効果が出るまで1年程度かかるのというのが難点ですね。
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