しばらく、治療が始まらないので解説が続きます。
先日、日赤医療センター耳鼻科を受診したときにお医者様から聞いた話です。
難聴と耳鳴りの関係は結構あるのだそうです。
難聴で聴力が標準より約40dB以上低下(聴力検査グラフで40より下にグラフが下がっているところ)すると、耳鳴りが発生するそうです。
40dBAというと、非常に静かな環境ですよ。風のない、人のいない場所の夜中、もちろん車の音も、虫の声もしないところというのが40dBAという音です。それより静かな場所だとかえって耳鳴りが聞こえるそうです。実際に高性能の防音用イヤーマフ(ようするに耳栓)などを付けてみると耳鳴りが聞こえます。(最近の超高性能イヤーマフは音が五月蠅いときだけ遮音するようになっているものもある。)
聴力が40dB低下するということは、常に高性能イヤーマフを付けて耳鳴りがするほど静かにした状態。だから、難聴になると多くの人に耳鳴りが伴うのだそうです。
確かに、音(空気の振動)を鼓膜がとらえ、聴神経が電気信号に変換し、これを脳が音として認識することで音が感じるのです。脳が音と感じない静かさが40dBAであれば、それより静かであれば、その逆相音(音をうち消す合う関係の音)を感じても不思議ではないはずですね。
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