ブログ説明

ひどい耳鳴りのためTRT療法を体験
その後、難聴は進行して、ほぼ聞こえず。でも耳鳴りだけは聞こえる(笑)
アブミ骨手術ができるということで、その体験談も書きます。

2025年11月27日木曜日

難聴は認知症のリスク? その「統計」を逆手に取る、私の「脳への非日常」入力法

 はじめに:聞こえないことと、脳の活動

私はかなり重度の難聴を持っています。近年、医学的な統計において「難聴の人は認知症になりやすい」という話は、もはや定説として語られるようになりました。耳からの情報入力が減ることで脳の活動が低下したり、コミュニケーションが億劫になって孤立したりすることが原因だと言われています。

この事実は、私にとって決して気持ちの良いものではありません。しかし、嘆いていても聴力が戻るわけではありません。「ならば、耳からの刺激が減っている分、耳以外からの刺激で脳を圧倒的に忙しくさせてやればいいのではないか?」――私は最近、そう考えるようになりました。

今日は、私が実践している「脳への意図的な刺激」としての生活習慣、そして少しユニークな週末の過ごし方について書いてみたいと思います。

脳は「慣れ」が大好物。だからこそ「裏切る」必要がある

そもそも、なぜ認知機能が衰えるのでしょうか。一つの仮説として、日々の生活が「ルーチン化(パターン化)」してしまうことが挙げられます。

人間の脳は優秀なので、毎日同じ通勤路、同じ仕事、同じ人間関係の中にいると、最小限のエネルギーで動けるように「自動操縦モード」に入ります。これは生存戦略としては正しいのですが、脳の機能を保つという点ではマイナスです。特に私のように聴覚情報が不足している場合、視覚や体験による刺激まで「いつものこと」で済ませてしまうと、脳への入力は激減してしまいます。

そこで必要なのが、**「意識的に日常を覆す」**ことです。 毎日の通勤経路を一本変えて、違う路地の景色を見る。季節によって変わる街の装飾を、「なんとなく」ではなく「意識して」観察する。これだけで、脳の空間認識能力や注意機能はフル稼働し始めます。

「旅行の疲れ」の正体は、脳の疲労である

皆さんは、旅行から帰ってきた時、どっと疲れを感じたことはありませんか? よく考えてみると不思議なことです。観光バスや電車に乗っている時間が長く、物理的に歩いた距離は普段と変わらないかもしれない。それなのに、なぜあんなに疲れるのか。

私は、これこそが**「脳がフル回転した証拠」**だと思っています。

見知らぬ土地では、脳の「自動操縦」が通用しません。「このバスで合っているか?」「次はどこで曲がるのか?」「見たことのない看板がある」――。脳は常に予測不可能な情報に対処し、リアルタイムで判断を下し続けています。体が動いていなくても、脳はずっとフルマラソンをしているようなものです。

つまり、旅行後の心地よい疲労感は、脳がしっかりと刺激を受け止め、活性化した証(いわば脳の疲労)と言えるのです。これこそが、認知症予防における最強のトレーニングではないでしょうか。



週末の「冒険」:AIに提案させ、最後は私が決める

毎週旅行に行ければ理想的ですが、予算も時間も限りがあります。そこで私は、「近場の知らない場所」を散歩することを習慣にしています。

ここで面白いのが、行き先の決め方です。私は最近、AI(人工知能)をパートナーにしています。 「都内近郊の金運のご利益のある神社を教えて」「怪しげで、でも一般人でも行ける廃墟・遺構を教えて」とか興味のあることをなんでもAIに投げかけ、あえて「行動予定量の10倍の量の計画(選択肢)」を作ります。

なぜ10倍も出させるのか。10倍くらい情報を持っていれば、その中からその時に応じて好きなものを「決断」できるから。決断という行為こそが脳の前頭葉を刺激するからです。計画が1つしかなかったら、単なる行動プログラムと化してしまいます。計画を緻密にたてて、行動予定通り行動することが美学なんてのは、自衛隊の演習だけでよろしいです。計画候補をたくさん持っていると自然に「選択と決断」ができます。それに達成の義務感もないのでストレスも少ないです。

情報収集という作業で脳を疲れさせるのではなく、最後の「意思決定」にリソースを集中させる。そして、その日の気まぐれで選んだ場所へ行き、初めて見る景色の中を歩く。このプロセス自体が、高度な脳トレになっています。

「消費」だけでなく「創造」も刺激になる

場所を移動すること(インプット)以外にも、脳への刺激を与える方法はあります。それは「新しいことを生み出す(アウトプット)」ことです。

  • 今まで作ったことのない料理のレシピに挑戦する。

  • DIYで生活を便利にする道具を作ってみる。

  • あるいは、こうして自分の考えをブログに書いてみる。

「やったことがないこと」に挑戦する時、脳は試行錯誤を繰り返します。手順を考え、手を動かし、失敗して修正する。この一連の流れもまた、日常のルーチンを打破する強力な刺激です。

おわりに:難聴を「攻めの生活」のきっかけに


「難聴だから認知症になるかもしれない」と怯えて引きこもるのが、一番のリスクです。 聞こえにくい分、私は人一倍、目で見て、足で歩き、直感で選ぶ生活を楽しもうと思います。

「今日はどこで脳に刺激をれさせてやろうか?」 そんなゲーム感覚で、明日もまた、いつもとは違う道を選んで歩いていくつもりです。皆さんも、日常の中に小さな「非日常」を取り入れて、脳に心地よい汗をかかせてみませんか?

2025年1月20日月曜日

【実録】アブミ骨手術後の4ヶ月:効果の停滞と再手術決定までの経緯

 アブミ骨手術を終え、止血のために耳に詰められていたガーゼが取れたとき。聞こえる音が大きくなった、あるいは聞き取りやすくなったというような明確な変化は認識できませんでした

術後の変化について、「こんなものなのか?」という感想を持ちました。

術前の説明では、耳の中の水分が抜けて聴力が回復するまでに約3ヶ月、聴力が安定するまでには約6ヶ月かかるとのことでしたので、「これから良くなっていくのだろう」と様子を見ることとしました。

アブミ骨手術1回目から再手術決断まで


📊最初の聴力変化と補聴器調整

手術から約1ヶ月が経過した頃、まだ効果が安定していない時期でしたが、補聴器を装用すると音量が上がっていることを確認できたため、補聴器の調整を行いました。

調整内容としては、手術を実施した右耳の音を5dBほど小さく設定した、というものでした。これは、手術によって聴力が5dB程度改善したことを示しています。聴力損失が70dB程度の状況で5dBの改善は、回復度合いとしてはわずかであるという認識でした。また、効果がまだ安定しない時期であったため、「今後の推移を見守る必要がある」と考えていました。

聴力検査における5dBは誤差の範囲とされることもありましたが、実際に聞こえる音としては、5dBの上昇で音を**「うるさく感じる」程度の差**が生じました。このため、改善が起こっていることは確かでした。しかし、空気で伝わる聴力(気道聴力)と骨で伝わる聴力(骨伝導聴力)の差(気骨導ギャップ)が20dBほど残っていたため、「更なる改善の余地はあるだろう」という状況でした。

📉効果の停滞とCT検査による原因特定

当初感じたわずかな改善効果も、3ヶ月が経過する頃にはそれ以上の進展が見られず、聴力は術前の状態に近くなっているという経過をたどりました。

そして、手術から4ヶ月が経過した12月、「この状況は計画と異なっている」という判断からCT検査を予約し、翌1月に検査を受けました。

CT検査の結果、3つある耳小骨のうち、鼓膜側のツチ骨と、その隣のキヌタ骨の間に隙間が発生していることが判明しました。これにより音の振動がうまく伝わらなくなり、聴力の回復が妨げられている、という結論に至りました。

🗓️再手術の選択と術式の決定

聴力が回復していない右耳に対し、以下の選択肢を検討することになりました。

  1. 回復していない右耳を再手術する。

  2. このままにして、比較的状態の良い左耳の手術を実施する。

左耳の手術を選択した場合、右耳が聞こえない状態に加えて、左耳が回復するまでの期間、聴覚がほぼ機能しない状況に陥ることが想定されました。この負荷を考慮し、右耳の再手術を選択しました。

再手術の方法については、以下の通りでした。

  • 第一選択: 隙間が生じたツチ骨とキヌタ骨の間を埋めて、耳小骨の連鎖を再構築する

  • 第二選択: それが困難な場合、キヌタ骨を迂回(バイパス)し、ツチ骨とアブミ骨を直接連結する(キヌタ骨による音の増幅効果が得られないため、第二選択とされました)。

具体的な術式は、手術中に可能な最善の方法を選択してもらうこととし、医師に一任しました。準備を進め、2回目の手術は、1回目の手術から11ヶ月後となる2025年7月に行いました

アブミ骨手術後、再手術までの道のり


2024年8月31日土曜日

アブミ骨手術体験記~手術当日から直後~

今回は、私が経験した「アブミ骨手術」について、入院から術後しばらくの様子をリアルにお伝えしたいと思います。

聞こえに問題を抱え、手術を勧められた時、「良くなる可能性もあるんだ」と少しだけ期待した気持ちでした。メリットだけでなくリスクもしっかりと説明していただいたので基本的に即断でアブミ骨手術を受けることを決め、手術前日からの入院となりました。合計で4泊5日間の入院生活です。

手術前日は、手術に向けての準備がありましたが、基本的には静かにのんごり過ごしました。

手術当日

そして迎えた手術当日。手術着に着替え、歩いて手術室に向かいました。大学病院なので、病棟から手術室のある棟まで、迷路のような道を案内してくれる看護師さんと一緒に進みます。この間、看護師さんとおしゃべりタイム。

大学病院の手術室は、廊下の突き当りに両開き扉があって、扉の上に手術室というランプがあるなんていうイメージとは全然違いました。大学病院ではたくさんの手術室があるので、「ここから手術室エリアでーす。」という扉の向こうは、たくさんの手術室が並んだバックヤードの廊下のような感じ。ここへは、患者はストレッチャーで運ばれるか、私のように案内の看護師さん連れしか来ないエリアなので、案内表示などがない、スーパーマーケットのバックヤードとかそんな感じ。

「ここですね」という看護師さんの言葉で、とある扉の前で待つ。

「もう時間なんですけど、今、多分中で準備しているんですよ。この扉が開いたら、きっと、わーっと取り囲むようにたくさんの人にいろいろされますよ。」って明るく説明してくれました。私は全然不安のない患者だったので、これまでの話の雰囲気からTPOをわきまえた良い言葉でした。

ドアが開くと手術台まで歩いて寝転がり、それまでに「執刀医の〇〇です」「看護師の〇〇です」「麻酔医の〇〇です」とか名札をチラ見されて挨拶してくれます。「知ってる人、居ないじゃん」と思いましたが、その人垣の後ろで「●●(私の名前)さーん、〇〇(主治医の先生)でーす」と手を上に上げてふりながら声をかけてくれたときに、なんとなくホッとしたことを覚えています。

手術台に寝転ぶと、看護師さんの予言どおり、周りから取り囲んでわーって感じで、「はい心電図付けますね」「はい、酸素マスク」「足には、血栓症防止のエアーマッサージ器つけますね」「はい、点滴刺しますね、手を握ってください。」「ピアスしてないですね、指輪はずしてますね、マニキュア塗ってないです」とか、、、

手術室のイメージ図(AIで作成)

今は、全身麻酔はガスで入れるんじゃないんですね。点滴から入れるようです。「今から麻酔を入れますね」と言われた後、どんどん視界がぼやけていき、わからなくなりました。 

このように麻酔がかかり、目が覚めた時には手術は終わっていました。

手術直後

手術直後は、麻酔の影響か一時的に乗り物酔いのようなひどい吐き気がありましたが、幸いすぐに収まり、その後は大きな不快感はありませんでした。そして何より驚いたのが、麻酔から覚めてもほとんど痛みを感じなかったことです。

手術終了から4時間程度は酸素吸入をしてベッドで安静にして、酸素吸入が終わった夕方からはトイレなどに歩いて行くことはできました。

手術当日は、絶食なので夕食まで食事は出ませんでしたから、夕方以降は水分補給が可能でした。コーヒーはだめでしたが、お茶とはオレンジは飲んでもよいとのこと。口に味が欲しかったのでお茶しか用意してなかったのが後悔です。ちなみに、オレンジジュースはオッケーですがグレープフルーツジュースはだめです。

執刀医の先生からは、外耳道から皮膚を切開したと聞いていましたが、顔や手足のように常に動かす部位ではないためか、術後の傷の痛みは本当に少なかったです。これは本当にありがたかったです。

入院中は、いろいろな薬の点滴はありました。

手術から約2週間後まで

ただ、手術後が全く楽だったわけではありません。術後約2週間は、止血のために手術した方の耳に綿がきつく詰められていました。これが想像以上に大変でした。

まず、綿がきっちり詰められているため、手術した方の耳からは全く音が聞こえません。片耳が完全に塞がれた状態です。日常生活でいかに両耳で音を聞いているか、そして音の方向を判断しているかを痛感しました。

特に困ったのが、音に対する方向感覚が気持ち悪いくらいになくなってしまったことです。例えるなら、目を瞑って音源の方向を指さすのが難しい、といった感じです。

一番ヒヤリとしたのが、散歩中に経験した出来事です。右耳を手術し、綿で完全に塞がれていたため、音は全て左側からしか聞こえません。狭い路地を歩いている時、後ろから車の音が聞こえてきました。左側から音がするので、咄嗟に右に避けようとしました。ところが、実際に車が来ていたのは右側だったのです。

車は徐行してくれていたので間一髪で済みましたが、もし避け方を間違えていたらと思うとゾッとします。「この歩行者、急に車道の中央に寄ってくる!」と、運転手さんからすれば最悪な状況だったと思います。本当にご迷惑をおかけしました。

歩いていて車に接触しそうになったイメージ


このように、術後しばらくは聞こえや方向感覚の面で不便なこともありましたが、これも回復のため、より良い聞こえを手に入れるための必要な過程だと自分に言い聞かせながら過ごしました。

アブミ骨手術を検討されている方、術後の様子が気になる方の参考になれば幸いです。

2020年3月8日日曜日

【日帰り全身麻酔で鼻の手術体験】鼻の日帰り手術を全身麻酔でやりました。【はじめに、目次】

 鼻の日帰り手術を全身麻酔でやりました。


同じようなことを考えている人に参考になるようにと記録を残しました。

手術を行った医療機関は、「鼻のクリニック東京
実名ですが、特定の医療機関を宣伝するつもりも、中傷するつもりもありません。
個人的な体験、思ったことをありのままに書いていきます。

あくまでも個人的に体験です。複数の体験に基づいていないので、医療機関の比較等はできません。比較評価などもできません。
「○○と比べてどうですか?」なんて質問されても、比較なんかできませんから。


選んだ理由など

アレルギー性鼻炎で耳鼻科にかかっているのですが、鼻の状態を見ている医師から、「これくらい鼻中隔の曲がりがひどくて、鼻詰まりもあるなら、手術をおすすめしますよ」となんども言われている。

それなら手術で根治しようと考えて、では、どんな手術をするか?

1週間との期間を入院するというのは、お仕事の都合をつけるのが難しい。
そりゃ、癌とか心筋梗塞とか緊急性・重要度の高い手術ならば、1週間仕事を休む決断はできるだろう。でも、鼻中隔湾曲症とアレルギー性鼻炎とかの手術って「なにも、今やらなくても」という気持ちが伴うもの。

1週間まとめて休むのは難しくても、1日2日ならなんとかなる。
じゃ「日帰り手術」でやろうと決めた。

この手の手術を日帰りでやってくれるところはたくさん見つかります。でも殆どは局部麻酔です。
全身麻酔より局部麻酔のほうが安全なので、局部麻酔でできるものは局部麻酔でやるのが基本でしょう。

局部麻酔でも痛みは感じずにできると思います。
でも、押したり、引いたり、切ったり、音が聞こえたりと手術をやっている感じは消せない。痛みも嫌だが「手術をやっている感じ」が最も嫌なのよ。

検索して探すと、日帰りで全身麻酔の手術をやってくれるところが見つかった。
それで、「よし、じゃあ、やろうぜ」という感じ。

手術の内容

1回目 鼻中隔湾曲症矯正術 + 内視鏡下下鼻甲介手術
2回目 内視鏡下後鼻神経切断術

簡単に書くと、
1回目は、
鼻の中心の隔壁の曲がりを治す手術(鼻中隔湾曲症矯正術)
鼻炎で腫れて膨れ上がった部分を削って小さくして鼻の空気の通りを良くする手術(内視鏡下下鼻甲介手術)

2回目は、
鼻の奥の神経を切って、アレルギーを感じるのを少なくする手術(内視鏡下後鼻神経切断術)

なんだ、2回に分かれるのか、じゃ、1回でできる入院のほうが良かったのかとも思うが、入院すれば1回でできるのかどうかは他の病院で聞いたわけではないのでわからない。まあいいや、このまま行くぞ。


全体に必要な期間

下の目次のところに日付を書いていますが、初診の電話予約から手術まで約7ヶ月の期間が掛かっています。
鼻炎のひどい時期に手術が重なると辛いので、狙った時期に手術をしてもらおうとするとかなり長期的な作戦が必要です。

使った有給休暇

手術は日帰りとはいえ、手術当日と次の日は仕事はできません。手術を金曜日に上手くスケジュールできたのですが、手術は2回。術前検査にオリエンテーション、それに術後処理も必要です。
結局、合計5日間の有給休暇を使用しました。

術前検査とオリエンテーションは仕方がないとして、手術が1回で済ませられるなら、うまく連休前の週末などに手術を絡ませるとすれば、同じくらいの有給休暇使用で1週間くらい入院できます。
今から考えると、こうして入院してしまったほうが、医療保険の入院給付金がもらえたので儲かったのではないかとちょっと後悔。

掛かった費用(まとめ中)

  • 2019/08/24 初診 6,190円
  • 2019/10/26 経過観察後 2,920円
  • 2019/12/25 術前検査 7,100円
  • 2020/02/07 オリエンテーション 2,020円
  • 2020/02/21 手術(1回目) 80,750円
  • 2020/02/25 診察 680円
  • 2020/02/28 手術(2回目) 203,130円
  • 2020/03/06 術後処置 3,030円
これまでに掛かった費用の合計 305,820円
これ以外に交通費(手術の帰りはタクシー代)も掛かっています。

目次


追記(2025/07/13)全身麻酔を伴う手術と術後管理の重要性

先日、他院にて全身麻酔下での耳の手術を受けました。

手術に際しては、通常、手術前日からの入院となり、経過が良好であれば3泊での退院が可能です。しかし、担当医との相談により、手術が午後の場合は当日入院も選択でき、最短で2泊3日の入院期間とすることも可能でした。

今回の経験を通して特に感じたのは、手術当日および翌日の術後管理の重要性です。この期間は、適切な鎮痛処置や感染予防のための抗生剤点滴投与など、多岐にわたる医療的ケアが不可欠となります。全身麻酔自体は手術直後に覚醒するものの、この重要な術後管理を自宅で行う日帰り手術を選択した場合、その負担はご家族に大きくのしかかることになると痛感いたしました。

「日帰り全身麻酔」という言葉の響きは利便性を感じさせるものですが、実際に経験してみると、術後の安全かつ適切な回復のためには、医療機関における丁寧な管理が不可欠であると強く感じます。現在の私見としては、安易な日帰り手術の選択ではなく、なぜ日帰りでの手術が必要なのかという点について、より慎重な検討が求められるべきではないかと考える次第です。

医療の選択の参考になれば幸いです。



2020年3月6日金曜日

【日帰り全身麻酔で鼻の手術体験】2回目の手術の翌日から1週間後の術後処置まで

 2回目の手術は、明細書の記載では「経鼻腔的翼突管神経切除術」というもの。


要するに、アレルギー性鼻炎の緩和のために、鼻の奥にある神経を切断しましょうということ。

止血のために、小指の第1関節までの大きさぐらいの綿を、右の鼻の穴には2つ、左のは何1つ詰めた状態です。

鼻中隔湾曲症の手術の後のように、鼻の気道全体が塞がっていませんので、手術後の生活は非常に楽です。

痛みは全くなかったですし、出血もありませんでした。
息もつまらないので普通に会話をできるし、一週間前の手術後に比べると天国と地獄ほどの違いがあります。

この一週間は非常に楽だったので、毎日区分けに入っても書くことがないので一週間分まとめて書いてしまいます。

気をつけたことといえば、鼻を思いっきり噛まないということぐらいでした。


手術後3日目

少々鼻水と言うか、粘り気の強いものが詰まっている感じがします。
傷口のかさぶたの一部が取れてきているようです。


手術後4日目

前の日に引き続き、傷口の一部のかさぶたが取れてきているようです。
夜、緩やかに鼻をかんだつもりだが、右の詰め物が取れた。
かさぶたの人が取れたものかと思って引き出してみると、なんと詰めている綿のようなものでした。
そのまま、ピンセットでそっと鼻に押し込んだ。
元に位置に戻った気がするが、止血の意味はあまりないように思う。
でも、止血の意味はないけれども、出血等がないからそのままで良いかな。と、そのまま放置した。


手術後5日目

左側の穴に詰めている栓も、なんとなく緩んで下がってきているようで、少し息が詰まる感じがする。

それなりに鼻水のようなものが出てくるので、鼻を思いっきりかめないというのは、少し鼻づまりがあるような感じで、ほんの少しだけ不快。

手術後7日目(術後処置の日)

術後処理は、空いている手術室のベッドに横たわってやりました。
「はい、寝てください」
で、いきなりピンセット。麻酔とか無しで、詰め物を抜きます。

「術後処理は局所麻酔でやります」と聞いていたのですが、麻酔も何もなくいきなりできます。
痛くはないですが、刺激はあります。
鼻の穴の中に入っている、小指大の大きさの綿を抜くのです。
「うんがぁ」というような、刺激はあります。
痛みというわけではありませんが、涙は出ます。
でも、刺激があるのは一瞬。
抜いたあとに、痛いわけでもない。

液体を染み込ませたガーゼを2つずつ、左右の鼻の穴に入れて、しばらくしてガーゼを取り出し、その後は鼻の穴の中を吸引して綺麗にします。

ガーゼに染み込まされていた液体は、明細からすると、キシロカインとアドレナリンのようです。局所麻酔と麻酔の効果を長引かせるもののようです。

「抜いてから麻酔なのか」と後でですが思いました。
まあ、痛くないから問題ないんだけど。

次は、大きなカサブタをピンセットでとる。
その後で、クスリを塗る。明細書からすると炎症防止のためのステロイド剤のようです。

処置に必要な時間は10分かからない程度

その後、30分は鼻の穴に綿を詰めてと。
「30分経ったら自分で捨てて下さい」とのこと。
この綿は、本当に素人さんが鼻血を出た時に鼻の穴に詰めるような綿を詰めます。鼻の中をいじったので、垂れてくるものを念のため吸収するようなものでしょうか。
30分後にしてましたが特に汚れはありませんでした。

点鼻薬を今日から使用
鼻洗いを1週間後からやること
3週間後に経過観察で受診する予約

点鼻薬 リボスチン



しばらくはかさぶたが剥がれて詰まったり、細菌が増えて臭うこともたまにありますが、だんだん良くなりますとのこと。

受付から会計、薬の受け取りまで掛かった時間は40分




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キーワード

医療 耳鼻科 アレルギー性鼻炎 鼻のクリニック東京

2020年2月28日金曜日

【日帰り全身麻酔で鼻の手術体験】2回目の手術当日

 東京都中央区京橋にある鼻のクリニック東京で日帰りで全身麻酔して鼻の手術をしてきました。


2回に分けて行う手術のうち2回目、経鼻腔的翼突管神経切除術 です。


受付

受付は8:00-8:15に来てくださいとのこと。
07:55に着いたのでほぼ待ち時間なし。

受付にはたくさんの人がいましたが、所詮、手術を受ける人だけの人数。

鼻のクリニック東京には手術室が6個あります。
全身麻酔で日帰り手術を専門にしているので、手術は午前中だけです。
(午後にやると、休んで体調を確認して帰らせることができないので)
午前中に各手術室で2回の手術を回しても、最大12人が1日最大の人数です。

数えたわけではないけれど、今日10組前後の人数がいました。大盛況ですね。


ここでは、簡単な問診
最後に飲食した時間などです。
呼吸管を挿れたときに胃の中のものを吐いて、これが気管に行く、誤嚥性肺炎を避けるためですね。

手術まで

準備をしたり、回復まで休憩する個室、リカバリールームが11個あります。
リカバリールームは6室が1人部屋、4室が2人部屋、1室が3人部屋になっています。
私は2回とも1人部屋を1人で使ったので、2人部屋、3人部屋の構造はわかりません。
でも、手術室の数から考えられるキャパからすると、相部屋運用はほとんどないのではと思ったりします。

1人部屋も部屋によって広さが全然違います。
1回目は広い1人部屋でしたが、今回はまあまあ狭い1人部屋でした。

まあ、半日しかいないから、気にならないけどね。

セキュリティー金庫、洋服掛け、鏡はありますが、相変わらず時計がないのです。


手術の準備

手術着に着替えて待機

前回と同じなので勝手知ったるでさっさと着替える。

看護師さんが来ての確認

体温、血圧、血中酸素飽和度など測定して問診
とにかく、腹が減ったし、水分も飲めないので喉が乾いているし、息苦しいし、
寝転んで「瞑想して」耐えている状態のまま血圧を測ったら
「低すぎですね、もう一度測りましょう」
と測り直して、最高血圧90台、最低血圧50台でした。
測り直す前は、80台の40台とか・・・

ちょいとビビりました。
せっかく準備したのに手術ができなかったら、この鼻の詰め物を今日抜いてくれないのか。嫌じゃ。
全身麻酔ができなければ、とりあえず、局部麻酔で抜くのか、それも痛そうで嫌じゃ。

リラックスしすぎですかね、、、自分としても史上最低血圧のような気がします。
「座りましょうか?」と言ったが「これでいいですよ」というので良しとする。
今の目的は手術ができさえすれば良いのじゃ。

麻酔科の医師がきて挨拶

「本日担当する○○です。よろしく」という挨拶程度で瞬間
麻酔科の医師は2人はいます。
朝、各部屋を挨拶に来るのはメインの医師かしら?男性医師ですが、
手術室で女性医師でした。手術後にいらっしゃったのも女性医師でした。
まあ、複数居ないと困りますよね、複数手術同時進行なのだから、、、
でも、並行する手術の数だけ麻酔科の医師は居ないっぽいな。(当て推量ですけど)

執刀医の先生が来て確認。

流石に何度も見ているので顔を覚えた。
「体調は大丈夫ですよろしく」と

1時間待ち

1回目は、9時から手術が始まりだったので、準備してすぐでしたが、今回は、後半の時間帯。(同じ手術室で2人手術する2人目ということ)
手術開始が10時過ぎ
準備して待つ・・・余分な1時間
朝ごはん抜いてお腹空いているのに・・・
水も飲めないから、喉がカラカラなのに・・・
鼻の詰め物が苦しいから早くとっとほしいのに・・・
と思いつつ寝る。。。。鼻の詰め物で寝苦しいから寝られない


やっと手術

看護師さんが入ってきて、「じゃ、行きましょうか」
歩いて、手術室に

1週間前の同じなので「慣れた」感じ
前回のような緊張もない。

手術室で

手術室では、心電図の電極を付けて、右手に血圧計のバンドを付けて、左手に点滴を刺します。

口の鼻の上には、酸素マスクのようなものを置いてます。ガスを吸わせて意識を落ちたら口に管を挿れるので、本当にマスクは置いているだけでベルト等で止めません。

点滴を刺したときのルーチンワーク。「しびれがありませんか?」などの質問に「大丈夫」とか答えれば準備は完了。

壁のモニターに出ている心電図をちらっと見て「ああ、不整脈も出てないなオッケー」
モニターの血圧を見て、最高血圧120台、最低70台、普通じゃんということを確認したところで
「じゃ、眠くなるお薬を流しますね」と言われたので「よろしくおねがいします」
と言った直後に意識はなくなる。
寝不足で眠かったし、鼻栓のため息苦しかったからね。

手術の明細


全身麻酔の手術なので、自分自身としては寝た直後に手術が終わっていて、何をしているのた、したのか、さっぱりわからない。
会計の明細にはこれくらい書かれていたので、これくらいいろいろなものを使ったのだろうと想像。

手術終了後

今回は手術中に夢を見なかったな

手術室で

前回と同様に、手術室で声を掛けられて起こされます。
この時点で、心電図の電極は外され、呼吸のマスクもありません。
点滴は刺さってます。(これは、リカバリールームで抜いてくれます。)
手術台に横付けされているストレッチャーに自分で移動。
そして、リカバリールームに運んでくれます。

リカバリールームなどで術後の経過観察

30分は水も飲めないので、寝る。
まだ、麻酔が残っているので、そのまま寝られます。

30分後くらいに、看護師さんが体調確認の問診。
ペットボトルの水(いろはす300mlでした)を好きなだけ飲んでみて(半分飲みました)、気分が悪くならないか、吐き気がしないかなどの確認。
部屋の中を数歩歩いてみて確認。

さらに30分位たったら、ご飯も食べてくださいとのこと。

手作りおにぎりと、野菜補給のためのハム野菜サンドイッチを食べ、その後トイレに歩いていく状態を確認。
まだ、麻酔が残っているので、気持ちよくフラフラしながら蛇行して歩く。

こういう、頭がクラクラすることってめったにないので、この感覚を大いに楽しむ。
「気持ちいいですね」と看護師さんに言うと一瞬「?」という顔だったが(笑)


しかし、今回は、お昼ごはんを食べる頃にも麻酔が残っているなと思ったら、手術が遅かったので、目覚めてからの時間が経っていないのだね。
前回より麻酔が残っていて当たり前。

14時に退院

手術の時間に関係なく、問題なければ14時には一斉に追い出したいようだ。
14時には「退院」となった。

今回は、傷は小さく、鼻の奥の方に止血のため栓があるらしい。
だだ、止血のため栓は気道を塞ぐ位置にないので、今回は全然息苦しくない。
痛みも全然ないので、病院にいる間に痛み止めのロキソニンを飲むことすらなかった。

薬は、ステロイド剤と抗生物質を前回14日分処方されているので、あと7日間それを飲む。
追加で、念の為、痛み止めのロキソニンを10錠、処方してもらう。

タクシーで帰宅

まだ、麻酔も残っているので、帰宅して、久しぶりに楽な呼吸で、夕方まで熟睡。

寝る前に、ロキソニンを飲みましたが、特に辛い痛みもなく、出血もほとんどなく、呼吸も楽で、今回は楽でした。


支払い

この日の支払いは203,130円

手術の日の費用のみクレジットカードが利用可

高額医療費の限度額証明書を事前に取得しておけば、その額までの請求になるのだが、クレジットカードで払ってマイルを貯めないとね。
今回の手術で、ハワイまでエコノミーの1割分マイルが貯まりますから。

高額医療費の差額は後で返してくれるからいいや、後でも。それよりマイルがほしい。



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キーワード

医療 耳鼻科 アレルギー性鼻炎

2020年2月25日火曜日

【日帰り全身麻酔で鼻の手術体験】手術から 4日後~6日後(2回目の手術の前日まで)

 日帰り全身麻酔で鼻の鼻中隔湾曲症の手術をした経過報告(術後4日目から6日目)

手術から6日目は2回目手術の前日になります。

手術後4日目

人生最悪の夜

今日は、寝る時に鼻の穴が完全閉塞。

さらに鼻炎で発生した鼻水が喉に落ちる後鼻漏がある。
後鼻漏を飲み込もうとするも、鼻の穴が完全に塞がると空気圧の調整が上手くいかず、喉がうまく動かない。中途半端な飲み込み動作が少量の空気を飲み込み、それを出そうとするゲップ(それも中途半端)反射の繰り返し。
この間、呼吸は苦しいわ、吐き気はするわで、全然寝られない。
横になると気持ち悪さが増すので、結局、午前6時まで座ったまま過ごす。
ほとんど寝られなった。
ほんと最悪の夜だった。

食中毒の腹痛や、インフルエンサの光熱や、不快な夜はたくさん経験したけれど、息苦しいというのは最悪な感じがするね。
痛みや熱は我慢できるが息が苦しいのは我慢が難しい。

夜寝るときの不快感は良くなるどころか日に日に増している。

鼻のクリニック東京に電話

朝の営業開始時刻を待って鼻のクリニック東京に電話
簡単に内容を書けばこういうこと
  • まあ、みんな苦しいのよ、我慢しな。
  • 吐き気には、吐き気止めが処方できる。
  • 寝られないことには、手持ちの睡眠薬か市販のものを使ってくれ。
  • その他、できることと言えば、来院すれば吸引くらいはできる。ただし、また詰まってしまうだろうけど。

だって。看護師さんは結構冷たい。

しかし、とくかく、また詰まるにしても1日2日楽になるだけでもかなり違うので、吸引してもらうことにして予約。

鼻のクリニック東京にて

鼻のクリニック東京に行ったが、鼻の穴に詰まっているのが固形物なので吸引できないのこと。

確かに昨日寝られないときに、鼻を開通させようと綿棒を突っ込んでみたのだ。
そうすると、まるで羊かんのような硬さのあるものに綿棒を突き刺しているような感覚だった。でも、クリニックに行けば少しなんとかなるんじゃないかと期待したが、見事に打ち砕かれた。

これ以上の鼻水が出るのを減らたために、アレルギーの薬(抗ヒスタミン剤のアレロック)と、夜少しでも寝やすいようにツムラの漢方薬の抑肝散というものを処方してもらう。

アレロックに抑肝散という薬


漢方薬で夜寝られるんか?
かなり疑問でフラセボ効果ゼロ、、、私は漢方薬を信じない。

お支払いは630円也

後鼻漏との戦い

鼻の穴が詰まった状態で後鼻漏の元となる鼻水が発生しているのですが、後ろに落ちず、落ちかけの状態で止まる。水を入れたストローの上の穴を押さていればストローの下から水が落ちないのと同じだね。
これが喉に気持ち悪く、飲み込みの動作をするが飲めないという動作の繰り返し。これが不快を通り越して苦しい。

とにかくこの不快感、いや苦しみを除くために、思い切って力を込めて飲み込みの動作をしてみる。少しはましになるときがある。
でも、水を入れて上の穴を押さえて逆さにしたストローの下の穴から無理やり水を吸えばストローが負圧になって凹んでしまうの同じく、鼻腔の中が負圧になって、これも超不快。こんなときはお茶を2,3口ごくごくっと飲むと、状態がリセットされるようだ。

寝不足作戦

とにかく寝不足になれば夜は寝られる。
昼間寝ない。
疲れさせる。
眠気のでるアレルギーの薬などを夜に飲む。などの対処で夜寝られるようにしてみた。


手術後5日目

睡眠は少しマシ

薬のおかげで寝られた。もちろん喉はカラカラなのだが。

昼間も眠い

しかし、薬が残っているのか昼間も眠い。

昼間、起きているが効率は全然上がらない。
とにかく、給料分の最低限くらいの仕事はしただけのような気がする。

鼻詰まりは昼間もずっと超不快

夕方から楽に・・・慣れ?

ところが、夕食すぎ頃から急に気にならなくなった。
理由は不明。これが「慣れ」というものなのだろうか?

それまでは、後鼻漏で気持ち悪いとき、気合い入れて飲み込む動作、失敗してら水飲んでリセットとかやり続けていました。
水を飲まなくても、深呼吸でもリセットできたりしました。

痛みはほぼないので、スルメのような硬いものを食べて顔の筋肉を動かすようにしたのが良かったのかもしれない。

手術後6日目(2回目の手術の前日)

今朝気づいた
慣れたのではなくて、鼻栓のとおりがよくなっているのかなと。

痛みはほぼないので、安心してスルメを食べるなど、顔に筋肉を動かしたおかげでなのか、固形物化して鼻栓の奥で詰まっているものの間に隙間ができて鼻呼吸がいくらかできていたものと思われる。

今朝は、また鼻炎の液体が分泌されているようで、鼻が詰まっている。
そうすると、楽ではなく不快だ。

この不快感は、強制の見込み動作と水飲みと深呼吸などで誤魔化す。

なんとしても、明日は手術をしてこの鼻栓をとってもらいたいので、前日の食事制限などを確実に厳守。体調管理にも気を使った。


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